約 3,703,660 件
https://w.atwiki.jp/kuriari/pages/167.html
クリフトのアリーナへの想いはPart6 569 :【知られざる伝説】1/4:2006/11/24(金) 16 01 11 ID ZkMr3qc50 「こ、これは・・・・・・!? トルネコ、来てくれっ」 ソロの切迫した声に、トルネコは息を弾ませながら走り寄る。 「どうしたのですか?」 荒い息を整えながら問うと、ソロは無言で足元を指し示した。 いつにない緊張した面持ちのソロに気圧されつつ、その視線の先にあるものを目にしたトルネコは思わず息を呑んだ。 「こ、これはっ」 彼らの足元に存在するのは、かなり古ぼけた宝箱。そしてその中身は・・・・・・。 「トルネコ、早く鑑定してみてくれ」 「は、はい」 ソロの厳しい声に、即座にその場にしゃがみこむとトルネコは宝箱に手を伸ばした。そしてその中身を取り出そうとして、己の手が震えている事に気づいた。 (これは、まさか・・・・・・伝説の?) 額にうっすらと滲む汗。 緊張のあまり気が遠くなりそうな己を叱咤し、トルネコは一度大きく深呼吸をした。 宝箱の中には数点の防具が納められていた。 それらを広げた布の上にそっと並べ、トルネコは慎重に鑑定を繰り返す。 「まだ、か?」 片膝をついて鑑定を見守っていたソロが緊張で掠れた声で、低く呻くように訊ねる。 その真剣な眼差しに、トルネコはひとつ頷くとおもむろに口を開いた。 「わかりました」 額に滲む汗をぬぐうと、トルネコは商人の顔でソロをまっすぐ見据える。 「これは・・・・・・女性専用の装備です。まとめて身につけると特殊効果が期待できます」 「それで?」 誰が装備できるんだ? 先を急かすソロに、トルネコは重々しく告げた。 「アリーナさん、です」 刹那、ソロが勢いよく立ち上がった。 「なんだと?」 そんな馬鹿な!! そう叫ぶソロにトルネコは落ち着くように促すと、ひとつひとつ丁寧に説明を始めた。 「これは、うさ耳バンド。装備できるものは、マーニャさん、ミネアさん、アリーナさん。 そしてこれはシルバートレイ、同じく装備者はマーニャさん、ミネアさん、アリーナさん」 トルネコの穏やかでありながらまじめな話し振りに、徐々に落ち着きを取り戻してきたソロが、黒く柔らかな物体を見つめながら口を挟んだ。 「これは?網タイツだろ?これもあいつら全員装備できるじゃん」 ソロの言葉にトルネコは深々と頷くと、最後の一点を指し示した。 「えぇ、それらは御三方全員が装備できます。しかし、この最後の一点・・・・・・バニースーツはサイズがですね、少し小さめなんですよ」 多分、以前これをお召しになっていた方が小柄だったのでしょうね。 トルネコがそう締めくくると、ソロが悔しげに唇を噛んだ。 「でもさ、それ以外はマーニャとミネアでもいけるんだろ?」 ソロの呟きに、トルネコは頭を振った。 「先程もいいましたが、これらはまとめて身に付けてこそ、最大限の力を発揮するのです。 ですから・・・・・・」 「アリーナ、ということか」 「はい」 長い沈黙がふたりの間を支配した。 やがて、ソロは深い溜息をひとつ吐くと、片手で額を押さえた。 「俺は、装備者がアリーナでも構わないんだが、な」 その言葉の先に何があるのか気づいたトルネコも神妙な面持ちで相槌を打つ。 「ですね。でも、アリーナさんがこれを纏うと、彼が・・・・・・」 「使い物にならなくなるだろうな」 「えぇ」 ふたりは顔を見合すと、再度溜息をついた。 「危険だな」 「危険ですね」 「仕方ないな」 「仕方ないですね」 この日、世紀の発見であった、とあるシロモノが、勇者とそれを支える商人によって人知 れず、再び厳重に封印された。 (終)
https://w.atwiki.jp/kuriari/pages/238.html
クリフトとアリーナの想いはPart8 822 :名前が無い@ただの名無しのようだ:2008/03/07(金) 21 37 16 ID f5auvpY6O 「川の字…」 「川の字がどうかされましたか?」 「あ、クリフトあのね、川の字って…どんな字なの?川の字になって寝るってどういう事?」 「遠い国の字で川の事を縦三本線で書き表す国があるそうですよ、つまり父親子供母親という列びで寝る事でしょうね」 「ふーん…私は父様しかいないから無理かー」 「姫様…」 軽く沈んでしまったアリーナに紅茶を入れ直しながら必死で言葉を考えていると… 「クリフト私ブライでもいいわね…!」 ガシャーン 「ひ…姫様?その場合…私は父親でしょうか母親でしょうか?」 聞いても余り意味の無い質問をしながら割れたカップを片付けながらドキドキするクリフトであった 一体何が起こったんじゃ…?儂は何故姫様とクリフトに挟まれているのじゃ? ブライは今中庭で昼寝中のアリーナと読書中のクリフトに挟まれ横たわっていた 「姫様が川の字というものをやってみたかったそうですよ」 「あれは家族でするものじゃて…しかもこの寝方じゃと…姫様とおぬしが夫婦で儂が子供じゃろ…」 「ふ…夫婦!いやいや、姫様の隣に寝る勇気はありませんよ私には。多分死ねます」 「つまり先の短い儂なら今死んでも…」 「ブライ様…わかってるくせにボケられても私は突っ込みませんからね」 「ちっ」 そんな三人を羨ましそうに見つめる瞳が二つありました 「アリーナ…父さんは?クリフトやブライよりも父さんじゃないかい?」
https://w.atwiki.jp/magicman/pages/19689.html
武装戦鬼アリーナ・ツャンドラ SR 火/闇 7 クリーチャー:アーマード・ドラゴン弩/シャドウ・ゴッデス/デュエル・マスターズ 9000 ■このカードをマナゾーンに置く時、タップして置く。 ■W・ブレイカー ■スピードアタッカー ■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の墓地からコスト5以下のシャドウ・ゴッデスまたはドラゴンを1体、バトルゾーンに出して良い。そのクリーチャーはこのターン、「スピードアタッカー」を得る。 作者:有余 強いカードを作るのは難しいです。強いんでしょうか、これ。シャドウゴッデスは置いといて、強すぎたりもしないでしょうか。 評価 分かります。特に、高レアのカードを作る時、これでいいのかと迷いますよね。インフェルノ・カイザーやリンネ・ビーナスの存在が気になりますが、決して弱すぎると言う事は無いと思いますよ。コスト5のドラゴンをSA化して出せれば革命チェンジで活躍できますし。 -- minmin (2017-02-18 08 02 18) バランスのギリギリを責めなければいけない感じが難しいですよね。リンネビーナスと比較すればそれほど強くもなく、弱すぎなさそうで良かったです。。。 -- 有余 (2017-02-18 14 53 37) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/kuriari/pages/119.html
クリフトのアリーナへの想いはPart5 187 :【つよい人】 ◆cbox66Yxk6 :2006/05/10(水) 17 36 03 ID 0SnyNg790 「なぁ、この中で一番強いのって誰だと思う?」 夕食後の談笑中、何気なく言ったソロの言葉に、旅の面々は黙ったままある人物を見やった。 視線の先には穏やかな笑みを浮かべた青年神官。 「それはやっぱり」 「そうですわね」 「だと思います」 「うむ」 「じゃろうな」 一斉に漏れた言葉に、のんびりとお茶をすすっていたアリーナが首を傾げる。 「ねぇ、どうしてみんな、クリフトの方を見てるの?」 アリーナの問いに視線を交わした面々が、あいまいな笑みを浮かべる中、渦中の人物が実に穏やかに言ってのけた。 「姫様、強さにもいろいろございますから」 ソロは思った。「あのことをばらされたらヤバイ」と。 マーニャは思った。「あのことをばらされたらまずい」と。 ミネアは思った。「あのことをばらされたら困る」と。 トルネコは思った。「あのことをばらされたらどうしよう」と。 ライアンは思った。「あのことをばらされたら生きていけない」と。 ブライは思った。「あのことをばらされたら死んでも死にきれん」と。 「そっか、実はクリフトって強かったんだ~」 尊敬と好意のこもったアリーナの言葉に、頬を少し高潮させたクリフトは、首を振り小さな声で呟いた。 「それでも私は・・・姫様にはかないませんよ」 ―――本当に「つよい人」は闘わずして勝つ? 腹黒神官に勝てるのは、彼が愛する人のみ。 つまり、この中で一番「つよい人」はアリーナだったようだ。 188 :【つよい人】(おまけ) ◆cbox66Yxk6 :2006/05/10(水) 17 36 50 ID 0SnyNg790 「なぁ、どうせなら、デスピサロの弱みも握ってくれよ」 そしたら、闘わなくても勝てるじゃん。 ソロの呟きを耳にしたクリフトはにっこりと笑った。 「機会があれば」 どうやらクリフトが、デスピサロの弱みを握る日も近いようだ。 (終)
https://w.atwiki.jp/kuriari/pages/60.html
クリフトとアリーナの想いは Part4.2 213 :煩悩神官が現れた!:2006/02/13(月) 09 40 40 ID WPY4uhVl0 …どうしてあの時私は、あの人に伝えなかったのでしょう。 「ソロさん、ライアンさん、トルネコさん、ブライさん、アリーナさん、姉さん!!」 私の呼び声に返る言葉は一つもありません。 「クリフトさん・・・」 私の傍らで、緑の神官服を着た青年も息絶えていました。普段の穏やかな彼からは 想像もつかないほど無念な表情。 …なぜ、あの時に伝えておかなかったのでしょう。こんなことになるなら私・・・。 「クリフトさん、アリーナさんは貴方のことを・・・『愛しています』よ」 私はそう呟くと、呪文の詠唱に入った。 「姫様もやはり、強い男がお好きなのでしょうか?しかし私には姫様を打ち負かすなど、 とてもできません」 あれは3日前、私がクリフトさんの部屋の前を通りがかった時でした。 ひどく落ち込んだ様子のクリフトさんが、ため息混じりにそう口にしているのを 聞きました。 「・・・・・・いっそのこと、ザキでも使えれば・・・」 なにやら不穏な様子に私は心配になり、そっと部屋の中を覗いてみると、 彼は私の気配に気づくことなく、考えに没頭しているようでした。 「そうか、姫様に勝つことは無理でも、強い男を排除すれば・・・となると、 ライアンさん、トルネコさん、ブライ様、そしてソロさん・・・ 最初のひとりはザキ一発でしとめられそうですね。トルネコさんは、妻帯者だから 除外視してもいいでしょう。ブライ様・・・はご老体ですから、ライバルになりえない。 となると、ソロさん・・・やはり彼が一番危険人物ですね。でもまぁ、先手をうって マホトーンで呪文を封じ込めさえすれば何とかなりそうですね・・・あと、強い男は・・・」 そう呟いていた彼が、急にはじかれたように立ち上がりました。 私はびっくりして思わず声を上げそうになりました。 しかし、クリフトさんの表情を見て、その悲鳴すら凍り付きました。 「デスピサロ」 彼のあんな声は初めて聞きました。 それは酷く憎々しげで、私は彼が少し怖くなったくらいです。 「あいつを倒すことが先決でしたね」 そう、私たちはデスピサロとの決戦を控えていた。クリフトさんもそれに 思い当たったのでしょう。先程までの様子とは打って変わって、それは 真剣な顔をなさっていました。 と、同時に私は、ほっとしていました。 彼はやるべきことをわかっている。そう、彼はどんな時でも冷静で自分を見失わない。 彼は気がついているかしら? アリーナさんがそんなあなたの強さに惹かれつつあるのを。 私はそのままそっと部屋の扉を閉めました。そして、私のあなたへの想いの扉も。 呪文の詠唱はまもなく終わり、そしてそのとき私は息絶えることになります。 だから、最期にあなたに言わせていただきますね。 「この、どアホ『ザキ神官』が!! デスピサロ相手に、ザキかましてんじゃねぇよ!!」 彼は、わかっていなかった。強い男をアリーナさんの目の前で葬り去ることだけを 考えていた。彼のアリーナさんへの想いは一途で・・・それでいて、はた迷惑でした。 でも、もしあの時私がアリーナさんの気持ちを伝えていたら? 彼はいつもの冷静な彼に戻り、このような事態を招くことはなかったのでしょうね。 私は自分の嫉妬心からこの事態を招いたのです。 呪文の詠唱が終わり、『メガザル』が発動した。
https://w.atwiki.jp/kuriari/pages/127.html
クリフトのアリーナへの想いはPart5 292 :【結婚承諾秘話】1/18 ◆cbox66Yxk6 :2006/05/23(火) 20 25 43 ID DpCbqtoT0 渦中の人物が大広間に姿を現した時、そこにいた誰もが息を呑み、そしてざわめいた。 細身でありながらも脆弱さを感じさせない均整の取れた体。不思議な色合いの艶やかな蒼髪と深い青の瞳。真新しい服を颯爽と着こなし瑠璃色のマントを翻して王の御前に向かうは、救国の英雄の誉れ高き青年。 先の魔軍襲撃より三年。 すっかり大人の落ち着きを身につけた彼の名はクリフトといい、先頃まで王宮付神官として、またサントハイムの復興の一翼を担ってきた人物であった。 頭脳明晰、容姿端麗と誉れ高い彼だが、その穏やかな物腰からは想像も出来ぬほどの剣術の達人でもあり、さらに回復呪文や致死呪文といった高等魔法も操る世界屈指の猛者でもある。それに加え、見かけによらぬ堅固な意志と豪胆な実行力を兼ね備え、近隣諸国の老練な政務官を相手に、はたまた海千山千の商人連を相手に一歩も引かない駆け引きのうまさを遺憾なく発揮し、ここ最近敏腕政務官の称号を得、密かに恐れられているという。 クリフトは己に向けられる好意の視線と、それに倍する羨望の眼差し、そして悪意に満ちた眼光をひしひしと感じつつ、ゆっくりと赤い絨毯を踏みしめ、前に進んだ。 彼の見つめる先には、彼の敬愛する王と、彼が何よりも大切に思う姫の姿。 その脇にうっそりと佇む老人は、幼い頃から目をかけてきた青年の晴れの姿に、僅かながらに鼻を赤くさせていた。 やがて大臣の声が響き、クリフトが御前で跪くと広間は水を打ったように静まり返った。 「これよりサントハイム王宮付神官兼政務官クリフトの叙爵式を執り行う」 大臣の声に玉座を立ち上がったサントハイム王は、伝家の宝刀を掲げると、クリフトの肩口に押し当てた。 サントハイム王国における叙爵は、先王のとき以来簡略化が図られ、本人の希望があれば非公開で行うことも可能であったが、この度の叙爵には多くの貴族からの要望があり公開となった。しかしそれは、平民出身のクリフトを公の場で貶めるために意図されたものでもある。いくら王宮の一角で育ったとはいえ、貴族の社会とは無縁の生活をしてきたクリフト。当然のことながら貴族のしきたりなど知りはしないだろうと、高をくくっていた貴族の一派は、衆人環視の中物怖じひとつせず、粛々と儀式をこなしていくクリフトに苛立ちを感じ始めていた。だが、国王の朗々とした声が広間を満たすと、好奇も露にクリフトを見やった。 サントハイムが定める爵位は、公爵、侯爵、伯爵、子爵、男爵の5爵。それに名誉国民に値する準男爵、士爵、騎士の称号がある。本来であれば、式の前にどの位が与えられるのか公表されるのであるが、此度の叙爵ではあえて事前公表をせず、式での発表となっていた。それ故、クリフトがどの爵位を賜ることになるのかは、誰もが注目すべきことであったし、また若い貴族の子息たちにとっては別の意味でも気になることでもあった。おそらく、クリフトの功績から言えば、男爵以上を授与されることは疑いないとは思いつつも、それが伯爵以上であった場合、貴族の未婚の子息にとっては、正直歓迎せざる事態を招くのである。サントハイムにおける伯爵位、それは王族との婚姻が可能になることをさす。 国王の声が響き渡り、クリフトが一段とこうべを垂れた。 「此度の功績を以って、そなたに『男爵』の位を授与する」 その瞬間、アリーナは思わず身を乗りだしかけ、傍らに控えていたブライに無言で止められた。 抗議の声をあげかけたものの、ブライが僅かに首を振るのを見ると、姿勢を元に戻し、心配げにクリフトを見つめた。 己の爵位が明らかにされた時、クリフトは青く澄んだ瞳を伏せ、僅かに身動ぎした。 (間に合わなかった・・・) 国王から言い渡されていた期限は3年。 アリーナが他国と婚姻を結ばなくてはならない状況を回避すべく、寝る間も惜しんでサントハイムの復興に尽力をしてきた。そしていま、サントハイムの復興は軌道に乗り、アリーナの縁談はある程度の自由を得た。しかし、クリフト自身が、それに追いつくことができなかった。 予感はあった。 クリフトはともすれば虚ろになりがちな己が心を叱咤し、答辞を述べる。 爵位は国王の采配ひとつで決まるものではない。 何人かの重鎮と話し合いを重ね、そして与えられるもの。その重鎮たちが特に何かことを起こすことなく、今日の日を臨んできたことから、おそらくは伯爵位を望めないであろうことはうすうす勘付いていた。そう、下位の爵位をクリフトが得たところで、何もできないことはわかっていたから。 貴族の位は簡単に得られるものではない。頭では理解していた。しかし、現実になると虚しさと憤りで自身が押しつぶされそうな気持ちになる。 クリフトは答辞を述べ終えると、ただ一度だけちらりと愛するものへ視線を送った。 心配げに見守るアリーナと視線が絡まる。 一瞬のうちに胸を満たした苦しさに思わず息を詰まらせ、クリフトはアリーナから視線をはずした。 これ以上彼女を見つめることは到底できなかった。 己の不甲斐なさを彼女の前でさらけ出してしまった。 どの爵位が与えられるかを決めるのはクリフトではない。しかし、徒に彼女を惑わせ、それでいて別離の苦しみを与えてしまったのは、己の罪するところであったとクリフトは自戒する。 先の戦いの折、彼は愛する姫君と共に何度となく死線を潜り抜けてきた。それは辛く苦しい旅路であったけれども、共有する時間が増えるほど、ふたりの距離は縮まっていった。それは、若いクリフトを錯覚に陥らせてしまっていた。姫君と神官、ふたりの距離は縮まっていなかったというのに、縮められるのではないかと、淡い期待を抱いてしまったのだ。そしてそれは、ふたりを相思相愛の間柄に押し上げたものの、立ちはだかる現実の壁の前に敢え無く玉砕してしまった。 クリフトは苦しい息のもと、かすかに唇を噛み締めた。 (姫様に、期待を持たせるべきではなかった) たとえ彼女から想いをぶつけてきたとしても、かわし続けるべきであったのだ。 クリフトが悔恨の念に囚われている間にも、式は滞りなく進行していき、そして終わりを迎えた。 クリフトは大臣の合図に、ゆっくりと面を上げる。 広間を満たす安堵の空気と、年頃の娘を持つ貴族たちの思惑がクリフトを貫き、その居心地の悪さに、今更ながらに吐気を催した。 それでも、ただひたすらに自制心を働かせ、御前を辞そうと身体に力を入れたその時だった。 妙な緊張感に溢れたその場にそぐわない、飄々とした声がクリフトの鼓膜を打った。 「陛下、この場を借りてひとつ御許しいただきたいことがございます」 それは、長く苦しい旅を共に駆け抜けてきた矍鑠とした老人のもの。 誰もが一目置きながら、その詳細を知るものがほとんどいないという謎の老人。王の教育係として、そして王女の教育係として、はるかな昔からサントハイム王家の傍らに位置してきたその者の発言に、広間の誰もが注目していた。 老人はゆっくりと身体を動かすと、誰にもわからぬようにアリーナに小さく笑みを送り、クリフトのもとへと歩み寄った。そして、クリフトの傍らに立ち、玉座に向かい合うと、そのまま言葉を続けた。 「このクリフトめを、わしの養子として正式に迎えようと思っております」 この発言には、当のクリフトも驚き、不敬に値することも忘れ思わず声を上げていた。 「ブライ様・・・」 小さく呟かれた言葉にブライは呵呵と笑う。 「そんなに驚いた顔をするな。ただでさえ締まらないおぬしの顔が、よけいに阿呆に見えるぞ」 それは妙に威厳を感じさせる笑いで、そして誰かを思わせる顔であった。 クリフトがそれを不審がる暇もなく、広間の一角から糾弾の声が上がった。 「王の御前、無礼であるぞ!!」 それはまだ年若い貴族の青年から発せられた。 彼の言うことは正しい。 王が臨席するその席で、如何に重鎮として扱われていようとも、臣下が王に物申すことは火急の事態でもない限り不敬罪に値する。 この糾弾に勇気を得たのか。もともとこの得体の知れない老人を快く思っていなかった貴族の面々がそれに呼応した。 「越権行為ですぞ」 「なんたる不敬!」 「即刻立ち去られよ!」 非難の的とされたブライは、それでも平然と佇み、国王を見つめていた。 その悪びれない態度に、さらなる怒号が重なりそうになる瞬間、玉座に腰掛けていた人物からため息混じりの声が響いた。 「叔父上も、お人が悪い」 「え?」 驚きの声をあげたのは、国王の横で事の成り行きをはらはらしながらも、いつでも飛びかかれる体制で見守っていたアリーナだった。 アリーナの疑問は広間にいた人々の疑問でもあったらしい。口を開きかけていた青年貴族たちはそのままぽかんと口を開けていた。しかしそれは、年若い者たちだけでなく、サントハイムの重鎮とされていた何人かも同様であった。 国王が叔父上とよぶ存在。それの意味するところは、先々王の遺児、先王の兄弟を指す。水面下で囁きが交わされる。先々王の私生児が存在するという噂は本当であったのか、と。そういった噂は以前から囁かれていたけれども、王の側近たちの口は堅く、確証を得るまでにいたれなかったのである。 突如現れた王族。その驚愕の事実も他所に、当の本人たちはいたってのんびりと会話を繰り返す。 「はじめっからそのおつもりだったのですな」 「ほっほっほ」 「またそうやって煙に巻く。どうりで落ち着き払っていると思いました」 「うむ?そうだったかのう」 「本当にお人が悪い。最初からそう言っていただければ、私の気分も幾分か楽でしたのに」 「なんでも楽をしようとするのは、おぬしの子供のときからの悪いくせだったのう。苦労せい、苦労せい」 かっかっかと笑い飛ばすブライに、ばつの悪そうな顔をした国王がわざとらしく咳く。 その様子に目を細めたブライが、言葉を重ねる。 「で、養子の件はお許しいただけるのですかな?」 ピクリと体を震わしたクリフトの肩に手を置き、ブライは問う。 国王は肝心なことを言いそびれていたことに気づき、重々しく頷いた。 「うむ、許そう」 威厳を持って答えた国王ににやりと笑うと、ブライは慇懃に答える。 「ありがたき幸せにございます」 そして目をまん丸にして驚いているアリーナに優しく微笑みかけると、クリフトの肩をバシッと叩いた。 「ほれ、許可が下りたぞ。ということで今日からわしはおぬしの父親じゃ。かっかっか」 クリフトは、しばしどう答えてよいものか迷っていた。展開が速すぎてどう反応していいのか、戸惑っているようでもあった。それでも何かを答えなければ失礼に当たると口を開きかけたところ、またしても抗議の声が上がった。 「陛下、そのような重要なことを何の相談もなしに決められては困りますぞ!」 それはサントハイムの重鎮の中でも保守的な考えを強く持っていた侯爵位の大貴族であった。 彼は立派な髭を震わせながら、憤りも露にクリフトを睨む。 「陛下、物事には秩序というものがございます。このクリフトめは平民の子供。そのようなどこの馬の骨ともわからぬ血の流れているものを、由緒正しきサントハイム王家の血を引くブライ翁の養子になどと・・・正気の沙汰とは思えませぬ」 彼の弾劾は、一時は国王の心を動かしたかのように見えた。なぜなら、国王は彼の方をまっすぐに見据えたから。しかし、国王から漏れた言葉に彼は己の失態を知る。 「そなたは、クリフトがアリーナの乳兄弟であることを知った上で、そのような発言をしたのか?」 「え?」 唐突に投げかけられた言葉に、疑問を覚えるも、それを深く追求する間もなく国王が睨んだ。 「確かそなたにはアリーナと同じ年の娘がおったな」 その言葉に、侯爵ははっとする。そしてあいまいな笑みを浮かべると、阿るように言葉をつむぐ。 「はい。しかし、妻は病弱でして・・・」 「アリーナが産まれた時、余は国王に即位して間もなかった」 侯爵の言葉を遮り、国王は滔々と続ける。 「王妃は身分の低く、確たる後ろ盾をもっておらなんだ。それでも、出産で身体を壊した王妃は乳飲み子を抱え毎日必死になって頑張っておった。そう、だれぞに乳母を頼もうとしても、その年に限って『病弱』なものが多く断られ続けていたからのう」 まっすぐに向けられた視線に居心地の悪さを感じた侯爵は、身動ぎをすると俯いた。そんな侯爵に構うこともせず、国王は言葉をつむぐ。 「その時じゃった。エンドールへ遊学していた折に知り合った友人が、妻を連れて訪ねてきたのは。彼は余の窮状を知り、最愛の妻を乳母にと危険も顧みず申し出てくれた。・・・それが、クリフトの父母じゃ」 国王は遠い昔に思いを馳せながら、当時の友人にますます似てきたクリフトに笑みを送る。 そして傍らで固唾を呑んで見守っていた娘に微笑みかけると、打って変わって静かな口調で述べた。 「親子二代にわたる国家への献身を、身分だけで貶めることは許さぬ」 静まり返った広間を見渡すと、国王は件の侯爵の姿に目を留める。 「そなたはクリフトをどこの馬の骨かわからぬ者の子と言ったが、そもそも乳は血液から作られるものと聞く。ならば、その乳を飲んで育ったアリーナはどこの馬の骨ともわからぬ者の血によってつくられていると言ってもよいのであろうかな?」 やや意地の悪さを含んだ質問に、いままで血統至上主義できたものたちは一斉に視線を逸らし、さりげなく後方へ下がった。侯爵にいたっては今にも倒れそうなほど顔色が悪くなっていた。 国王は再度広間を見渡すと、低く押し殺した声で訊く。 「まだ何か異議のあるものはいるか?」 聞くぞ? 旗色の悪さを悟ったものたちは俯いたまま、その視線をやり過ごす。 息をするのも気詰まりなほどの静けさが、あたりを支配していた。 すべてが萎縮する中、ゆっくりと自慢の髭をしごいていたブライが、そのような空気を物ともせず口を開き、クリフトの頭を杖の先で小突いた。 「ほれ、しゃきっとせぬか。そんなんではこのわしの・・・フレノール公ブライの跡を継げぬぞ!」 ブライの声が響くと、貴族の中の何人かが泡を食ったように声をあげた。 「フレノール公!?」 「あの流浪の公爵と言われた?」 「いや、しかし、実在していたのか?」 「私も単なる噂だと思っていました」 それらの言葉を煩そうに聞き流していたブライだったが、己の身分を告げたにも拘らず驚きのひとつもみせぬ養い子に不服そうに眉をひそめた。 「おぬしは驚かぬのじゃな」 つまらぬのう。 心底つまらながっているブライに、それまで畏まってきたクリフトは思わず笑みを漏らしていた。 「確証を得たのはいまですが、薄々はそうではないかと・・・」 「うむ?」 「先の旅の折、フレノールに立ち寄ったあのときから、ずっと疑問に思っていましたから。どうしてこれほどの規模の町が、『姫様』のお顔を存じ上げないのか、と」 例え公式行事に姿を現さない王女の顔が広く知れ渡っていないとはいえ、絵姿ひとつないというのは、少しおかしいのではないか。 まるで誰かが意図的に『姫様』の姿を隠しているかのように。 「あれは、やはりブライ様のお心遣いだったのですね」 姫様が、ただ一人の人間として、ただのアリーナとして存在できる場所を作るために。 そしてそれを行っているのは恐らく姫様を心から大切に思っている人物。 耳に届く『幻のフレノール公爵』、水面下でささやき続けられている『先々王の遺児』の存在。 ブライが時折国王に対してみせていた倣岸な態度。ブライの年齢。それらから推測するは・・・。 「ほっ、まさかそんなことで見抜かれるとは」 侮れぬのう。 そうひとりごち、それでも頼もしい跡取りの誕生に、ブライは相好を崩した。 そしてクリフトの手をとり立ち上がらせると、そっと背中を押した。 「ほれ、姫様のところへ行かんか」 「え?」 ブライの意図することがつかめずクリフトが首を傾げると、ブライは眉をあげて「よもや・・・」 と呟く。 「おぬし、まだ自分のおかれた立場を理解しておらんのか?」 わかっておらんようじゃのう。 へんなところで頭が切れるくせに、自分のこととなると全く頭の働かなくなるクリフトに深々とため息を漏らすと、疑問符で頭をいっぱいにしている青年に問いかけた。 「クリフト、貴族の爵位についてはある程度知識はあろうな?」 突然問われた内容に戸惑いつつも頷くと、ブライはにやりと笑った。 「父親が公爵の場合、息子の爵位は?」 「爵位を受け継ぐまでは一階下の侯爵を名乗ることができます。また、養子など特殊な事情を持っている場合は、正式に爵位を譲られるまでは二階下の伯爵・・・」 そこまで言って思い当たったのか、クリフトははっと顔を上げた。 「そう、おぬしは今日から『フレノール伯クリフト』じゃ」 駄目押しとばかりに突きつけられた事実に、クリフトは僅かに体を震わせた。 ちらりと玉座を窺うと、国王が傍らに腰掛けていた娘になにやら囁いている。 アリーナが弾かれたようにこちらを見た。 正面から視線が絡む。 アリーナの瞳が揺れ、声にならぬ呟きがクリフトに届く。 「クリフト・・・」 「姫様」 欲しくて得られなかったもの。 全身全霊をかけて求め続けてきた存在。 それがいま・・・。 「ほれ、行った行った」 女人を待たせるものではないぞ。 くだけた調子で急かすブライの目尻にも、僅かな光がともる。 ずっと二人を見守ってきたブライは、彼らの知らぬところで何度となく心を痛めてきた。 クリフトを養子に迎えることは容易い。しかし、実績が伴わなければ認められない。 度重なる苦難と葛藤。ブライが見守る中、それらを乗り越え、クリフトは自力で爵位を手に入れた。それは、男爵という格下ではあったけれども、何の後ろ盾もない青年が得るには並大抵の努力ではなかったであろう。だからこそブライは、自力で爵位を手に入れたクリフトだったからこそ、己の養子に迎える決断を下した。それでも、クリフトを取り巻く苦難は形を変えて襲いかかってくるであろう。たとえどんなに本人が努力をしても、それが通用しない相手も存在するからだ。 しかし、とブライは思う。 ひとりであったらくじけてしまう道のりであろうとも、ふたりであったならば乗り越えてゆけるかもしれない。 教育係として長く仕えてきたアリーナは、多少破天荒なことろはあるものの、その実芯の強い女性である。彼女ならば、クリフトを支え、共に苦難の道を乗り切ってくれる。そう信じている。 衆人が固唾を呑んで見守る中、蒼髪の青年が歩みを進めた。 アリーナが椅子から立ち上がり、クリフトのもとへと駆け寄る。 大臣が、どうしたものかと窺うと、国王は目線だけで頷き、黙認を決め込んだ。 後に、この場に居合わせたものたちは、物語の一節を読み上げるかのようにうっとりと語る。 それはまさにロマンス。 「姫様」 「クリフト」 互いに距離をつめ、手を取り合ったふたりは暫し見つめ合い、微笑んだ。 やがて蒼髪の青年は片膝をつき、王女の手を取ったまま真摯に語りかけた。 「姫様、ずっとずっとお慕い申し上げておりました」 紡がれる一言一言に万感の意を込めて、青年は愛する姫君を見上げる。 姫君は緋色の瞳を微かに潤ませ、小さく頷く。 「もし、お心に叶いますれば、私と永久の契りを交わしていただけませぬか?」 それは、クリフトがずっとずっと告げたくて告げられなかった想い。 初めは苦しい片恋だった。 次に待っていたのは、すれ違う心だった。 そして互いの想いを知りつつ、ただひたすらに想いを隠し続けた日々。 両想いゆえの苦難の数々。 それでも、そこに諦めという言葉はなかった。 ずっとずっと求め続け、喘ぎ続けた。 アリーナの手が震えていた。 それを支えるクリフトの手も。 ふたりの想いが交錯し、そして形を結んだ瞬間だった。 「喜んで、お受けいたします」 桜色の唇から紡ぎだされた言葉。 クリフトはアリーナを見つめた。 アリーナはクリフトに微笑みかけた。 クリフトが立ち上がり、アリーナがそれに寄り添った。 アリーナの手にクリフトの唇が落ち、アリーナがはにかんだ。 穏やかで幸福な時間が流れ、緊張を繰り返してきた広間に、不思議な安らぎを与えた。 あるものは思った。「これは天の采配だ」と。 あるものは思った。「赤い糸は存在するのだ」と。 あるものは思った。「運命だったのだ」と。 どこからともなく拍手が沸き起こり、ふたりを包み込んだ。 驚いたふたりが、自分たちの世界に浸っていたことに改めて気づき、赤面する。 そんな初々しいふたりをある老夫婦は微笑ましげに見つめていたし、アリーナの婿の座を狙っていた青年貴族はむっとしたように視線を逸らした。 劇的な展開にため息を禁じえなかった大臣が、国王に耳打ちすると、重々しく頷いた国王が、玉座から立ち上がりふたりのもとへと向かった。 それに気づいたふたりは国王の方へ向き直ると、礼をとる。それを片手で制しながら、国王は問いかけた。 「アリーナ、彼でいいのだな」 まっすぐに射抜くように見つめてくる父王に、アリーナは迷いのない目で答える。 「はい」 アリーナの言葉に、「そうか」と短く頷くと、クリフトの方へ向き直る。 片膝をついて畏まろうとしたクリフトの手を握ると、僅かに首を振り立ち上がるように促す。 クリフトは若干の戸惑いを見せたものの、国王の意図に従い背筋を伸ばして姿勢を正した。 「クリフト、立派な青年になったな」 それは父親から息子にかけられる言葉のように情愛に満ちていて。 背の高さからやや見下ろす格好となってしまった国王にクリフトは改めて親愛の情を覚えた。 国王はクリフトの気持ちを察したか、少しだけ人懐っこい笑みを見せ、そして真剣な眼差しを向けると厳かに告げた。 「娘を、頼む」 「はい」 それは、クリフトがアリーナの婚約者として正式に認められたことであり、長年サントハイムの首脳部を悩ませてきた問題が解決した瞬間でもあった。 胸にこみ上げてきた思いに、思わず涙したブライだったが、その直後に響いた声に激しい頭痛を覚えた。 「よかった~。ほんとどうしようかと思っていたのよ。クリフトが相手なら喧嘩しても手加減する必要はないわね~」 万が一負傷しても、クリフトなら自分で治せるしね。 アリーナの切実な言葉はしかし、多くの者たちにさまざまな反応を呼び起こした。 事実、父親であるサントハイム国王は眉間を押さえて深々と嘆息したし、クリフトは「それはよかったですね」とやや引きつった笑みを浮かべた。また、クリフトとアリーナの婚約にいつ異議を唱えようかと画策していた青年貴族たちは皆、一様に視線を逸らし、一拍おいてクリフトとアリーナに惜しみない祝福と盛大な拍手をおくった。 アリーナの意図がどこにあったかはわからないが、期せずして反対派を押さえ込むことに成功したようである。 こうしてクリフトの叙爵式は、一部波乱の様相はみせたものの終了し、近日中に国内外にアリーナとクリフトの婚約の報が伝えられた。 後日、旅の仲間たちがふたりを祝福するために駆けつけた。 当初はからかう気満々だった面々だったが、次のクリフトの言葉に誰もが押し黙る。 「皆様の『あたたかい』ご協力のおかげで、姫様と婚約することができました。本当にありがとうございます。そして、これからも『よろしく』お願いしますね」 ソロは、「友情」という名のもとの、辛く苦しい無償労働の日々を思い、マーニャはカジノのコインに釣られて、分厚い岩盤を吹き飛ばすため攻撃呪文を連呼した日々を思った。 また、ミネアは「ミネアさんしか頼ることができないのです」と真摯に訴えかけてきたクリフトを思い出して頬を赤らめ、ライアンは「とある調査」のためにクリフトと共にイムルを訪れた時のことを思い返して思わず咳払いをした。 そして、トルネコは・・・・・・いつもの陽気さを潜め、ただ一言呟いた。 「もうこりごりです・・・」 それぞれの胸に何を秘めているのかそれはわからなかったが、ブライはこの様子を見て少しだけ 胸が痛んだ。 「クリフト・・・おぬし」 一体何をやらかしたのじゃ? 破竹の勢いで進められたサントハイム復興の裏側で、何が起こったのか。 関係者の口は堅く、その内容は杳として知れない。 (終)
https://w.atwiki.jp/kuriari/pages/210.html
クリフトとアリーナの想いはPart7 662 :小ネタその2 1/3 ◆XJ3Ut0uuQQ :2007/08/27(月) 16 51 49 ID V2p7I76F0 「ソロって、眉も、睫も、緑色なのねぇ。」 船旅の途中、アリーナは、所在なさげに甲板をぶらぶらしていたが、 ふと、天空の剣を研いでいる勇者の隣にしゃがみこみ、その顔をしみじみと眺め始めた。 「今さら何言ってるんだよ。ていうか、気が散るから、そんなにジロジロ見るなよ。」 勇者が、武器から目を上げずに答える。 アリーナは、勇者のそっけない対応にも、全く動じない。 「うーん、ソロの髪って、本当にきれいよねえ。」 「!!!」 勇者は、思い切り手を滑らせてしまい、悲鳴を上げた。 そして、涙目になりながら、自分に回復呪文を施すと、アリーナに向き直った。 「何なんだよ一体!俺は剣を研いでるの!お願いだから、あっち行ってくれ!」 勇者が必死になっているのは、気が散るからだけではない。 斜め後ろにいる神官が放つ、どす黒いオーラを先ほどからひしひしと感じるのだ。 「だってさー。」 アリーナは、勇者の必死の懇願にも頓着せずに続ける。 「ソロとか、クリフトとかみたいな、珍しい色の髪ってうらやましいんだもの。」 クリフトの名前が出たことで、勇者は少しほっとした。 そして、この機会を逃すまいと、急いでクリフトに向き直った。 「おい、クリフト!アリーナがお前の髪の色、うらやましいってよ!」 勇者に呼ばれたクリフトは、いかにもしぶしぶといった感じに腰を上げた。 「まったく、人の読書の邪魔をしないでくださいよ…。」 勇者は、クリフトのその言葉に内心100回くらい突っ込みを入れたかったが、 身の安全のため口には出さなかった。 と、いきなりアリーナがクリフトに近寄り伸び上がると、その髪を撫でた。 「いいなークリフトも、きれいな青い髪。しかも、さらっさら~。」 クリフトは耳まで赤くなって固まった。 「ひ、ひ、姫様、何をなさるのですか!!!」 勇者はいい気味だとばかりに、面白そうにそれを眺める。 「だって、うらやましいんだもの。私のは単なる赤毛のくせっ毛だし。」 その言葉に、クリフトはとたんに我に返り叫んだ。 「そんなことはありません!姫様の御髪は、輝く太陽のようだと皆申しております!」 「皆って言うより、お前が、だろ~。」 勇者にわき腹をつつかれて、クリフトは再び赤くなる。 そこへ、マーニャとミネアが通りかかった。 「何よ~楽しそうじゃない、混ぜて混ぜて~。」 「そういえば、マーニャとミネアの髪の色も珍しいわ。」 「ふっふっふ、何を今さら。宵闇の輝きといわれたこの美髪を捕まえて!」 「誰がそんなことを…でも、確かに、紫の髪は珍しいと言われますわね。」 若者でワイワイやっているところに、トルネコとライアンが参加する。 「いやー、それよりも、皆さんの髪質がうらやましいですね、私は。 こう見えて剛毛なので、寝癖が付くと大変なんですよ。」 「おお、トルネコ殿もか。拙者なぞ、それが面倒で短く刈ってしまったわ。」 皆であーだこーだ盛り上がっているうちに、クリフトははっと気が付いた。 ここに、仲間の1人が足りないことに。 嫌な予感がして、恐る恐る、後ろを振り向くと―――。 そこには。 涙目でふるふると震えているブライがいた。 「これ以上…これ以上、髪の話はやめてくだされーーー!」 ブライの悲痛な叫びは、大海原に響き渡ったのだった。 ―――その後クリフトは、ブライの機嫌が治るまで、毛根に良い薬を調合し続けたらしい。
https://w.atwiki.jp/shadowverse_img/pages/48.html
2/2/2フォロワー超大事だからいっぱい集める 2/2/1は1.7コスフォロワーくらい換算したほうがいい 仮にパレスフェンサーとかアサシンとかの2/2/1が9枚揃った後で不屈ランサー出たら普通に取る クイックブレーダー 7点 そこそこの打点稼いでくれる わがプリとシナジーもある マストピックのガブリエルと相性良い ニンジャエッグ 5点 死にづらいから相手の2/1と相打ち取る要員 ヴァンガード 5点 エッグと一緒 最前線 4.5点 1t目に出りゃまあ強い マジレスナイト 7点 2/2/2相当なので クノイチエッグ 7.5点 確実に3/3/2か2/2/2と相打ち取ってくれる偉い子 ダメージスペル考慮しなければ2.3コスくらいある 不屈の兵士 9点 2/2/2は10枚くらい合ってもいいのでマスト 打点が不自然にあがるから腐りづらくて強い パレスフェンサー 6点 2/2/1は最低限のライン 基本的にバニラとして扱われる サイクロンソルジャー 6点 プリズンドラゴン突破可能だったり3/2/3とトレードできるとこは偉い 相手が1/1/2出してたら2t目には出さない選択肢もある ケンタウロスヴァンガード 6.5点 比較的疾走持ちやすいから割りかし強いけどピックするときは概ねバニラとして扱われる 歴戦のランサー 8点 不屈と一緒で2コスの枚数足りてない限りマスト メイドリーダー 6点 クイブレとセットで2/2/2との交換もしづらいので2コスとして扱えない サーチカードとして考えること 指揮官の枚数がとっ散らかる事が多いので過信してピックしないこと アサシン 6点 2コスなので一定の評価はする ただし2/2/1のバニラとして扱う シナジーは基本的に考えても無駄なので一切考慮しない ルミナスナイト 7点 他の2/2/1よりは使い勝手が良いけどここに進化を裂けるかどうかは考えること プリンセスヴァンガード 7点 比較的に2/2/1の多くなりやすい環境故にスタッツが強い場面がある 疾風怒濤 6点 優先してピックしたくはないが除去の枚数次第では考える 兵士徴集 5点 2マナの兵士一枚増やしたほうが強いと思うけど枚数が足りなきゃしょうがなく取る 鉄壁の城塞 5点 割りかし強いカード この手の構築では遅すぎて使えない無限増殖アミュは2ピックではたまに強い アセンティックナイト 7点 3/2/4相当の優秀なスタッツ 横に並べるのが強い行動なので良いカード ただ2/2/2に相打ち取られる事を考えてフェンサーや激励の枚数と相談 フェンサー 7点 いつも通り先行で出れば強い トレード一点違うだけで盤面変わるときは多い ノービストルーパー 7.5点 疾走持ちは貴重なので極力取りたい スニッピーガーデナー 7点 2コス指揮官が増えがちなのでマナカーブ通り出すだけで3/4/3になるときがある 優秀なカード ネイビールテナント 7点 後手でも腐らない3/2/3ってだけで意味がある わがままプリンセス 5点 クイブレとセットじゃないかぎりボードアド取れないしそもそも1コスピック出来ない可能性すらある 3t目に出すには非常に弱いカードなので無視していい 宝杖の司令官 2点 2点 武装強化 6.5点 アリーナに置けるバフはそれなりのテンポアド、リーサル確保になる ジャイアントスレイヤー 6.5点 雑にピックして良いカードではないけど優秀な除去 剣豪やツバキいたら無視でも良い パワー参照系の除去は多くても2枚くらいが限度 ホワイトジェネラル 8点 この手のカードは雑に強い フローラルフェンサー 700点 全リーダー考えてもアリーナ最強4コスまである 勇猛たる騎士 8点 いたら優先的に取る程度には強い カースドジェネラル 5点 個人的な好みもあるけどこんなの狙ってピックする必要はない シナジーが色々な部分で無いことも無いけどアリーナってそういうゲームじゃねーから 剣豪 6.5点 まあ強いけど代用品があるので優先度は然程高いわけでもない 闇を纏う暗殺者 5点 カースドジェネラルと一緒 たまに変なとこにぶっ刺さって喜ぶ ヴァンガードレイサム 350点 雑に強いからいたら取っていい 構築と違ってアリーナでこの手のカードが弱いわけがない 激励の舞 8点 セジコマとの配分は他との兼ね合いで セジコマピックできてないならマスト 出来ててもまあ取っていい 妙策 2点 2点 王家の御旗 7点 激励と違って乙姫様の邪魔になるけどそうは言っても効果が強い ニンジャマスター 7点 潜伏持ちでスタッツぼちぼちなので結構強い セントリーナイト 5点 指揮官ばらまかれてることが多いので割りと守護持つんだけど 5/4/5は死にやすさがちょっと気になるし5コスでやりたいことって他に多いからあんま取らない パーシヴァル 3点 デモンストライクのほうが強い ノーブルナイト 8点 碌な5コス居ないロイヤルの穴埋め的存在 メイドで引っ張られるのが利点のときとそうでないときがあるので メイドピックしてるなら注意 オーレリア 650点 超強い 除去握ってドヤこいてる奴をしばき倒す優秀なカード 猛襲 6点 エクスキューションでもいい 騎士王の威光 4点 効果自体が弱いとは思わないし実際刺さる場面もあるだろうけど 金枠でこれが出てきても優先しない 5コスでやっていいことじゃないし5t目に置いて勝てるなら置かなくても勝てる セージコマンダー 650点 構築に3枚いれていいんだからアリーナでも当然3枚いれていい 戦場の騎兵 5点 本体が大きめなのはいいけどね アドミラル 7点 武装強化内蔵してるだけでそれなりの価値 乙姫 900点 出たら勝てる ツバキ 8点 構築以上に刺さる場面が多いから割と雑に強い アルビダの号令 8点 テキストに爆アドって書いてあるんだから当然強い フロントガードジェネラル 8.5点 ゲッパーなので当然強い レイジングジェネラル 5点 先行5tで着地出来た時だけ8点 ドラゴニュートシャルロット 8点 構築と違ってここらへんのコスト帯でこんなの出てきたらゲームが終わる
https://w.atwiki.jp/kuriari/pages/121.html
クリフトのアリーナへの想いはPart5 205 :【神官服】1/5 ◆cbox66Yxk6 :2006/05/12(金) 19 14 48 ID 6M0hqCC90 「隣、よろしいでしょうか?」 夜の酒場に場違いな神官服を、これでもかというほどきちんと着込んだ青年が、穏やかな微笑を浮かべて訊ねてきた。 「・・・・・・いいわよ」 どうぞ。 琥珀色の液体で満たされたグラスを手に、少し身体をずらして見上げると、彼は生真面目に「ありがとうございます」と言いながら、優雅に腰を下ろした。 鄙びた町の酒場は人気が少なく、彼ら以外は数えるほどしかいない。それ故、さほど注目を浴びるということはなかったものの、こういった場で神官服は妙に浮き上がって見えた。 マーニャは鼻の頭にしわを寄せると、カウンターの隣の席に座る青年に向けて呆れたように呟く。 「クリフト・・・こういっちゃなんだが、その神官服はどうかと思うよ」 「そうですか?」 マーニャの抗議を柔らかな笑みでさらりとかわし、クリフトは目の前に運ばれてきたグラスを手にした。そしてマーニャの方へ向き直ると、グラスを目の高さに掲げる。そのままグラス越しにマーニャを見つめると、穏やかな声色で続けた。 「でも、似合っているでしょう?」 クリフトの言葉に思わず吹き出しかけたマーニャだったが、クリフトの真摯な瞳に何を思ったのか、ふいに視線を逸らすと僅かにうつむいた。 長く艶やかな紫色の髪がさらりと流れ、マーニャの顔をベールのように包み隠す。 クリフトはゆっくりと身体をカウンターに向けると、一口だけ飲みグラスを置いた。 そして視線をグラスに固定したまま優しく語りかけた。 「泣いても・・・。泣いてもよろしいのですよ」 クリフトの言葉にマーニャは小さく肩を震わせ、心もち顔を上げた。いつも勝気な姉御といったマーニャが、奇妙に顔をしかめていた。 「なんで、あんたが、そんなことをいうのよ」 しかめられたその顔の中で瞳だけがかすかに揺らいでいた。それはひどく儚げで、頼りなげだった。 しばし沈黙をまもっていたクリフトだったが、やがて澄んだ青い瞳を伏せると、ふうっと吐息を漏らした。 「それは、私が、神官だからです」 そう言い切って双眸を開くと、マーニャの瞳を覗き込んでやんわりと微笑んだ。 「よく、頑張りましたね」 その穏やかで透明な微笑を見つめていたマーニャだったが、ふいにクリフトの神官服を掴むと己の顔を彼の胸に押し付けてきた。 「迷惑なら言って。でないと、私・・・」 大泣きするわよ。 食いしばられた歯の間から漏れた言葉に、クリフトは瞳を和ませるとマーニャの背に手を回し優しく擦ってやった。 「辛かったですね」 よく頑張りましたね。 繰り返される言葉と優しい抱擁。 マーニャはこらえきれず溢れた涙もそのままに、クリフトの胸に身を預けていた。 「父さん・・・父さん・・・・・・・・・バルザッ・・・ク・・・」 嗚咽と共に吐き出される魂の叫び。 本当はずっと泣きたかった。 父が殺された時も、キングレオでオーリンを失った時も、そして今日、サントハイムの城で、変わり果てたバルザックと対峙した時も。 涙が溢れることはあった。だけど、声に出して泣くことはできなかった。 (ずっと、ずっと・・・・・・) 緑の神官服にいくつものシミを落としながら、マーニャは幼子のように泣きじゃくった。 バルザックは父の仇だった。父の弟子でありながら、父を殺し、そしてその研究を奪った。 憎んでも憎み足りない男。それがバルザックだった。 だが、同時に彼は、マーニャが初めて本気で愛した男だった。幼かった自分にとって兄であり、そしてかけがえのない人だったのだ。 「・・・・・・愛していたのよ」 どんなに極悪人になろうとも、どんなに醜悪な姿になろうとも。己自身が命がけで憎み、そして全身全霊で、愛していた。 でも、ミネアには・・・ミネアには言えなかった。 多分、自分の気持ちを知っていたと思う。でも、それでも自分からミネアに告げることはできなかった。言えば、彼女が苦しんだであろうから。 だから、泣けなかった。どんなに辛くても、悲しくても、・・・恋しくても。 ずっと、なんでもないかのように、そっけなく振舞ってきた。 (なのに・・・) 濁流のように押し寄せる様々な感情に翻弄されながら、マーニャはクリフトの神官服を握り締めていた。 どれくらいの時間が経ったのだろうか。 マーニャはそっとクリフトの胸を押して身体を離すと、ぐいっと目元を拭い破顔した。 「ありがとう」 すっきりしたわ。 いつもの調子でそう告げたマーニャにひとつ頷くと、クリフトは、いつもは見せない心からの笑みを浮かべた。 「ね?神官服が役に立ったでしょう?」 イタズラっぽく片目を瞑ってみせる。 その少し得意げな様子に目を丸くしたマーニャだったが、クリフトをまじまじと見つめるとぷっと吹き出した。 「そうね。そうやってみると、意外とイケているわね」 ま、踊り子の服には敵わないけどね。 声を立てて笑うマーニャに気付かれないように、ほっと息を漏らすとクリフトはゆっくりと立ち上がった。 「さてと、神官の役目はここまでです」 そう言うと、少しだけ躊躇ったものの、マーニャの頭にそっと手をのせた。 「もう、大丈夫ですよね?」 思っていたよりも大きくて温かい手の感触にマーニャは不思議な心地よさを覚えながら、大きく頷いた。そして背の高い神官を見上げると、まぶしげに目を細めた。 「あんたが・・・神官でよかったわ」 本当は少し苦手だった。クリフトが、ではなく、心の深淵までも見抜くような聖職者がマーニャは苦手だった。それは、自分の気持ちを悟られまいとする己の防衛本能だったのかもしれない。 酒場のランプに照らし出された緑の神官服が妙に鮮やかで、目に沁みて。マーニャは瞬きを繰り返していた。 そんなマーニャをやさしい微笑で包み込みながら、クリフトは一度だけ、幼子をあやすかのように頭をくしゃりと撫で、そして静かに手を離した。 「あ・・・」 離れてゆくぬくもりにかすかな寂しさを覚え、マーニャは思わず声を上げた。 慌てて口元を押さえたものの、クリフトの耳には届いてしまっていたようで。 「え?」 マーニャの声を聞いたクリフトが振り返った。 その顔はいつものクリフトのもの。自国の姫を恋い慕う青年のもの。 マーニャはそのクリフトの顔に、心の奥が軋むのを感じながらも、精一杯何気なさを装い笑った。 「ごめん。アリーナのこと心配だったろうに」 私のために時間を割かせちゃってごめん。 そう言ったマーニャにクリフトは頭を振ると、春の日差しのように優しい微笑を浮かべた。 「姫様にはブライ様がついていらっしゃいますから。それに・・・・・・」 真っ直ぐに向けられる視線にほんの少しだけ優しい痛みを覚えながら、マーニャはクリフトの言葉を遮った。 「クリフト。アリーナの前では、神官服を脱ぎなさいね」 神官としてではなく、一人の男としてアリーナと向かい合いなさい。 マーニャの言葉に僅かに目を見開いたクリフトだったが、踵を返すと無言で扉の前に歩いていった。そして立ち止まると半身だけ振り返り、目を伏せた。 「姫様が、それを望むならば」 クリフトの消えた扉をじっと見つめていたマーニャは大きく息をつくと、紫の髪をかきあげた。 「あんた、いい男だわ」 ふと漏れた一言に自嘲しながら、マーニャはクリフトの手の感触を思い出す。 大きくて温かい手。それは父のような・・・・・・否、恋人のような心地よさ。 「あんたが神官服を着ていなかったら」 私は、どうしていたのだろう。 新しい恋に落ちていたのだろうか? 脳裏を過ぎった考えに、マーニャは僅かに睫を震わせた。 「馬鹿ね」 クリフトはアリーナを・・・。 マーニャはグラスから滴り落ちていた水滴を指でなぞり、その冷たさに微笑む。 緑色の神官服。いつもは趣味が悪いと思っていた。でも、その神官服に救われ、そして阻まれた。 (アリーナ、あんたちょっと贅沢よ) 望めば手に入るんだから。 それは、誰の耳にも届かない心の声。 マーニャはぬるくなったグラスの中身を呷ると、口の端をあげた。 「バルザック・・・・・・私ってとことん男運がないと思わない?」 (終)
https://w.atwiki.jp/figureskate/pages/88.html
こちらにコンテンツ移動中 http //log.skatedb.net/memo/38 宮城県利府町にある多目的施設。正式名称は「宮城県総合運動公園総合体育館」。グランディ21とも。 公式情報 住所:宮城県宮城郡利府町菅谷字舘40-1 TEL:022-356-1122 電車:東北本線 利府駅 下車、バス10分 URL:http //www.mspf.jp/grande21/index.php?action=sisetu_shoukai_arena 収容情報:固定席(2階スタンド席4999席・可動席2052席) 座席表 過去の主な試合・イベント 2015 THE ICE 仙台公演(予定) 2012 GPS NHK杯 交通 最寄り駅は東北本線の利府駅ですが、支線なので本数が少ない。 イベント時には仙台駅よりのシャトルバスなど 三陸自動車道利府しらかし台ICより約3分 駐車場あり(イベント時は有料)。ただし出口が限られるので混雑必至。 座席 上階は常設スタンド。なみはやドームより2周りほど小さい感じ。ロングサイドは湾曲しているので少し距離がある TUVブロック側がジャッジ側(貴賓席あり) スタンドの座席はクッション付きの折りたたみシート。快適。 2012 GPS NHK杯実績アリーナは全席仮設のひな壇上に最大8列。ジャッジ反対側のロングサイドと、北側ショートに設定。南側(入り口)はカメラマン席。 座席はすべてパイプ椅子。段差は控えめ。 アリーナショート(北側)は2つに分かれ、西側から1-18と19-36で分かれる。間にザンボニー用通路あり。 防寒度(目安) アイスショー:? 競 技 会 :★★★★☆ その他 2012 GPS NHK杯実績常設売店は無し。臨時の物販売店・花束プレゼントのみ(入り口付近)。 会場出て100mほどの入り口に臨時屋台など飲食系数店。 場内女子トイレが非常に少なく、会場出口に臨時でも長蛇の列。非常に不評でした。 シャトルバスは仙台駅直通バス、利府駅行きバス、小鶴新田行きバスなど。事前予約が必要なものや、アナウンスが遅くなったのもあったが、大きな混乱は無かった模様。 仙台駅直通バス(JTB)は片道所要30-35分ほど。会場でのバス待ちも5-15分ほど。 臨時駐車場も出口は混雑していました。 11月下旬ということもあり、早朝および夜は風もあり寒くなりました。 同時期にサッカーや野球ファン感謝デーや、震災復興関連の需要が重なり、仙台市内の宿が取りづらかった模様。 日曜日エキシ後の帰りの新幹線および仙台駅のコインロッカー、駅弁などが大変だったとの情報。 常設リンクでは無いが、特に土曜日が外も寒かったのもありかなり寒かった。 名前 コメント すべてのコメントを見る